2022年3月27日日曜日

質問2:これらの成分、mRNAを包む物質は体に悪い影響を与えるだろうか

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ワクチンにはいろいろな物質が入っております。
リポタンパク質とか、1メチル・シュード・ウリジン とかいろいろあります。
mRNAワクチンはあくまでも人工的なものですからその効果を強化したり、長く持たせようとしたり、いろいろな仕掛けを担う化学物質が含まれています。
 これの一つ一つが体に悪いかどうか、という問題よりも、なぜこのような物質が入っているのか、ということを理解することが大事と思います。

分裂中の細胞を含むヒパクロサウルスの軟骨。黒い物質は細胞核と特徴が一致する。(IMAGE BY ALIDA BAILLEUL AND WENXIA ZHENG)

 DNAは非常に安定した物質で化石にも残っているくらいです。
 一方RNAは非常に不安定な物質で、20度くらいの室温では1分も持たずにその機能を失ってしまうものです。
 しかし、世の中にはRNAウイルスというものがあります。代表的なものはノロウイルスです。これは体の中で安定的でどんどん増えて「活躍」します。
 なぜ、RNAウイルスであるノロウイルスが体内で壊れてしまわないかというと、特殊な物質で包まれているからです。これをエンベロップ(封筒)と言います。

 さて、コロナワクチンもmRNAというRNAの一種であり、人工物で通常ならすぐ室温で壊れます。
 故に、これを輸送するには-70度の特殊な冷蔵庫で輸送します。
 最初、このワクチンは接種会場、あるいは接種を担当する病院では、このような-70度の特殊な冷蔵庫を用意してそこに保管すること、と言われていました。
 私はRNAだから当然だろう、と思っていました。
 それを-70度の冷蔵庫からさっと取り出して、さっと患者さんに打つのだろう、と思っていました。
 筋肉内に打つとその瞬間からどんどん分解されていくと思っていました。
 したがって、筋肉内の細胞にかろうじて取り込まれ。
 そこでかろうじて分解前に細胞内の工場であるミトコンドリアに入る。
 mRNAはたんぱく質の設計図なのです。設計図が工場であるミトコンドリアに入りそこでスパイク蛋白質を生成するものと思っていました。

 しかし、ワクチン接種が始まり半月もすると、ファイザーやモデルナが保存は普通の冷蔵庫、つまり4℃で1ヶ月保つ、と言い出したのです。
 ずいぶん奇妙でいい加減なことを言うものだ、と思いました。


 mRNAの驚くべき仕掛けですね。人類の科学がここまで来たのですね。
 ノロウイルスまでとはいかないようですが、それなりにしっかりとしたエンベロップで包まれており、体内でもかなり長い時間安定のようです。
 故に、筋肉に入ったワクチンは、筋肉にとどまることはありません。
 筋肉は第二の心臓と言われ、体が動くたびに毛細血管を通じてワクチンを身体中に送り出します。
 安定であるが故に、あちらこちらに溜まる可能性があるわけです。


 これがどのくらいで分解して無力化されるのは分かりません。
 ほぼ1ヶ月くらいと言われておりますが、個人差はあると思います。
 中には逆転写酵素でDNAに取り込まれ、遺伝子が組み替えられてしまう危険性もあるわけです。こうなるとスパイク蛋白が半永久的に産生されるわけです。
 怖いですね。

 スパイク蛋白もどうなるか、何をするか、人により様々と思います。
 人によっては急速に分解されるかもしれない。
 しかし、人によっては血管に刺さり、血管の内膜を損傷させ、そこから血栓を生じ、脳梗塞、心筋梗塞になるかもしれません。
 これも怖いことです。 
 
 質問の回答になったかどうかは分かりませんが、このようなことを踏まえておくと良いのかなと思いお話ししました。皆様のワクチンに関しての理解がより深まったなら、嬉しいことです。

註)-70℃とは。
 かつて、骨粗鬆症の研究をしていた時に、骨の細胞を使っていました。
 その研究室では様々な骨細胞を培養して持っていました。
 これが、ガスボンベのようなものの中にドライアイスと一緒に入っていました。
 蓋をあけると、白い煙が出てきました。
 かなり冷たいものです。

 DNAの実験は、DNAがかなり安定ですから、常温でできるわけです。
 RNAはかなり不安定なものですので、これは - 20℃のコールド・ルームですることになります。
 実験者はコートを着こんで中に入るわけですが、15 - 20分くらいしか連続して入っていられません。
 美幌のオホーツク流氷館にマイナス18℃の部屋があり、このような極寒を体験できます。
 また、私、帯広に住んでいたことに一度マイナス25℃というものを体験しました。

 当時の日記より
  札幌から石勝線で約2時間半,帯広に到着した.帯広到着は夜中の11時.帯広駅のドアを開けると札幌と同じ北海道でもそこには全く違う世界があった.


 今日は大寒.駅前の電光掲示板を見ると「 - 24℃」.札幌はせいぜい - 5度くらいのものだったのにだ.

 すべてが凍てついていた.錯覚だろうか,あまりの寒さに地面から湯気があがっているように見えた.寒さが湯気のように見えるのかもしれない.いや,湯気など本当はたちのぼっていなかったのかもしれない.あまりの寒気に,からだが本能的に殺気を感じ取り,それが湯気のように見えたのかも知れない.

平成12年1月29日

帯広駅前 -24℃の表示

その時の帯広駅前

ここに書いた記事だった。もう20年前に書いたもの。
時の経つのは早いもの。
若かったな。私も文章も。
何を書いているのか、今読むとわからない箇所も多くて、恥ずかしい面もあるのだがあえて披露させていただいた。

 

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目次:記録映画 ワクチン後遺症 見て来ました 
 
質問1今度、自治体の幹部の人に会って話をしようと思うが、何かアドバイスはあるだろうか。
質問2これらの成分、mRNAを包む物質は体に悪い影響を与えるだろうか
質問3:子供が看護学生だが実習をする際にワクチンを接種していないとダメだ、と言われて困っているが、どうしたら良いか。
質問4札幌でワクチン後遺症の治療を受けられるとしたらどこかあるだろうか
締めのあいさつ
 
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