2022年8月17日水曜日

エビデンスとは何か?

 総もくじ

 令和4年7月1日 以降の記事の目次

 令和3年(2021年)9月1日から令和4年6月31日

 令和3年4月1日から 10月30日

  令和元年(2019年)9月15日から 令和3年3月31日

 Coロナ関連 目次

 エビデンス、と言う言葉がある。

 ある意味、サイエンス、医学ではその言葉の響きは絶対的ですらある。

 ここでは敢えてその「絶対性」を解析してみる。

 例えば「コロナ・ワ9チンはオミクロン に有効か?」

 と問われて「有効だ」と答えるならば、「エビデンスはあるのか」と問われる。

 どう答えたら良いのだろう。何を持ち出せば良いのだろう。

 さしづめ思い浮かぶのは、医学の論文である。

 コロナ・ワ9チに関する論文は山ほどある。

 いろいろな点からスポットが当てられて論じられている。

 「ワ9チは効く」という論文を見つけることは容易だし、同様に「ワ9チは効かない」という論文も見つけ出すことは容易である。

 時として、世の中を変えるような影響力のある論文が出ることもある。

 ただ、そのような偉大な論文でも、その時には世の中に理解されず、後の世で評価されることも珍しくはない。

 同様に、発表された瞬間に大きな脚光を浴びたが、あとでそれは違っていた、ということも多くある。

 論文、というものもエビデンスを構成する一要素には違いないが、あくまでも一要素に過ぎない。ガラクタもたくさんある。

 Nature, Cellのような世界的な一流雑誌でも、20年後、30年後ではその 7-8割が事実ではない、という事実もある。

 するとエビデンスと何であろうか。

 やはりマスコミの言うことなのか、という考えに行き着く。

 テレビで一言「ワ9チは有効だ」と言えば、多くの国民がこれを信じて行動しているのを見てきた。

 多くの国民が「ワ9チは有効だ」という話を受け入れたのである。信じたのである。

 なぜ信じたか、というとテレビで、繰り返し繰り返し、言っているからである。 

 ならば、テレビ、マスコミで述べていることが「エビデンス」なのか、というと、やはりそうではないだろう、と私は思う。しかし、エビデンスに近い。どのような面で近いか、というと、国民が受け入れているから。国民に信じられているからである。

 それが真実かどうかはさておいて、その時代に生きる民衆が信じていることがエビデンスなのかもしれない。

 しかし、これではまだ浅い。「一本」ではない。せいぜい「有効」である。 

 私は、これに権力者、政府が言うこと、ならびに、民衆が受け入れていること、信じていることが、これがその時代の「エビデンス」なのだ、と思うに至った。

 昔、ガリレオが「地球は回っている」と述べた。

 教会はこれを「神への冒涜である」として、ガリレオを呼びつけて審問した。

 下手をすればガリレオは火炙の刑である。

 ガリレオはこの審問で、最後には自分の学説を撤回したのである。そして火炙りを免れた。

 しかし、最後に小さな声で言った。「それでも地球は回っている」と。

 当時の人にとって、地球が回っていようと、太陽が回っていようと、あまり関係はなかった。ただ、キリスト教会がこれを神学という立場から弾劾したのである。

 しかし、権力者である教会と、教会が言うのだから、ということで民衆はこれを支持した。

 「地球は回っている」というのは当時、エビデンスとはなり得なかったのである。

 今の世ではこれは事実である。天文学の基本である。世の中の常識である。

 また、これが解らなければ、ミサイルは当たらないし、携帯電話も動かないのである。

 

 さて、現代。ワ9チは有効か、と言う話。これはエビデンスなのであろうか。

 ここ一年は政府がこれを推進し、つまりこれを認めた。

 テレビは轟々(ごうごう)とワ9チの宣伝をして、そして、民衆の多くはワ9チを打った。 

 ならば、権力者が推進し、民衆の多くが認めたからエビデンスなのか、というとどうだろう。

 違うだろう。ワ9チがはじまってから、我が国では一年半。

 ワ9チは他国ではもはや打っていないと言う現実がある。

 イギリスはワ9チを推進していたボリス・ジョンソン元首相が退陣して、新しい政権はあっさりとワ9チを辞めてしまった。日本のマスコミは報じていないが。

 アメリカは、元々、民主党の州知事のいるところではワ9チを推進したが、共和党の指示の州ではワ9チを推進しなかった。故に、一生懸命打った州はアメリカ全土の半分くらいであった。

 今、ワ9チを推進しているのは、主要国と言われる国の中で日本のみである。

 いや、実は政府は、事実上、コロナの終結を暗に認めている。

 外ではマスクを外し、外国人を受け入れ始め、甲子園も観客を普通に入れて行なっている。

 本音は、コロなどもう終わった。2類から5類以下に下げて、ワ9チも辞めたいのである。ワ9チは金がかかるからね。

 国民もワ9チを支持していたわけではない。

 私は、今までワ9チを打った人を何人もみたが、皆、「立場があるから打たざるを得ない」とか「会社に強制されて」とか、業者の人ならば「病院に出入りするには打っていないと出入り禁止になるから」と打っている人がほとんど。

 無料だから大した考えずに打っている人も多くみた。

 「ワ9チは有効だ。私はコロにかかりたくないからワ9チを打つのだ」と言う人には会ったことがない。最近、やっとこのような方に一人会ったのだが。

 これをみると、国民の多くがワ9チを支持していたわけではないのだ。

 これからワ9チがどのようになっていくのかは、注目するところである。

 ここではエビデンスとは何か、と言うことを自分なりに考えてみた。

 エビデンスとは論文、マスコミ・・・・だけではない。構成要素だが、それだけではない。

 論文は小さな構成要素。マスコミは大きな影響力を持っていることは確か。

 結論として、権力者(政府)と民衆に支持され信じられ、受け入れられているものが「エビデンス」というものであろうと私は考えている。





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2022年8月1日月曜日

ワクチン3回接種をあらためて考えてみる

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厚労省の新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボードの資料等から


https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000970022.pdf

これをグラフにすると以下の図。


 ワクチンを2回、3回打った場合と未接種の場合のコロナに陽性になる頻度をグラフにして分かり易くした。

 未接種よりも2回目、3回目の方が多くかかっている年代も多く、特にワクチンにご利益があるとは思えない。

 80-89歳の未接種者のコロナ陽性者の数がすごいが、これはどうなのか。他のデータでもこのような傾向はあるようだ。

若い世代(50歳以下)では、重症化はほとんどしない。

これは以前から言われている。それと異ったデータは出ていない。

あるようでない 7/11における新規陽性者、重傷者数の年齢別構成 そしてワクチンの死亡者の年齢別構成




大阪市内の感染状況 のデータ 非常に珍しい正直にデータです。2022-04-29



結論からいうと50歳以下の人はワクチンなど打つ必要はない、ということ。これは昔からはっきりとしているのである。



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