2023年5月31日水曜日

マイナ・カードが保険証に これから起こること

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法によって強制的に整(斉)えればそれでことが足りるのか。
大間違いだろう。
 
何か停電、災害でネットが使えなくなったとする。
そのとき医療機関にかかりたい。
と思ってもだれも協力してくれないだろう。
皆、医療機関を閉鎖するだろう。
だって、保険証で確認できないから。
 
我々医師はまだ腐っちゃいない。
何かあったら、日本国のために尽力したいと思っている。
しかし、最低、保険証はみせてくれないか、という話。
 
今回のでこれが吹っ飛んだ。
停電の時には誰も医療をしないだろう。
 
だって、考えてもみろ。
この前北海道の大停電の時もコンビニはなんとか開いて物を売っていた。
売って、現金を受け取ればいいからである。
これが、みんなスマホ決済になっていたらどうなる?
商品を買っても受け取るものがない。
そうなったら、だれも店を開けようとしないだろう。
 
それと同じだよ
 
孔子曰く、之を導くに政を以てし、之を斉(ととの)うるに刑を以てすれば、民免(まぬが)れて恥無し。之を導くに德を以てし、之を斉(ととの)うるに礼を以てすれば、恥有りて且つ格(いた)る 
 
孔子は言っている、「法令によって民を導き、刑罰によって民を統制しようとすると、民は法令や刑罰の裏をくぐることだけを考えて悪を恥じる心を持たなくなる。道徳によって民を導き、礼儀によって民を統制すれば、民には悪を恥じる心が育ち、正しい道をふみ行うようになる」と。 (論語 為政第2 より) 
 

 
 
 

マイナ巡るトラブル、医師から不安と憤り 「現場で頑張れと精神論」


 




 今の健康保険証の原則廃止を盛り込んだマイナンバー法の関連法改正案が成立する見通しとなるなか、マイナンバーカードを健康保険証としても使う「マイナ保険証」のトラブルが相次いで報告されている。現場の医師からは不安や抗議の声が上がっている。 【写真】マイナ保険証に別人情報が誤登録された構図  成立を前に医師や歯科医師らでつくる「全国保険医団体連合会」は31日、記者会見を開いた。  大阪府守口市にある「北原医院」では、医療機関にマイナ保険証対応が義務化されたことを受け、システムを導入した。ところが直近でもトラブルが続発しているという。  同病院の井上美佐医師によると、マイナ保険証を使ったとき、患者は医療保険に加入しているはずなのに、機器の画面には「該当資格なし」と表示されるトラブルが目立つという。  トラブルにあった患者の1人については、国民健康保険への切り替えの際、自治体側でデータの登録作業が滞ったことが理由だったという。井上医師は「国は手間が減ると説明しているが、(「無効」と表示されたときの)保険者への問い合わせなどでむしろ負担は増している」という。  さいたま市の「山崎外科泌尿器科診療所」の山崎利彦医師は「マイナ保険証は現場の希望でやっていることではない。何かトラブルが起きたときに『現場で頑張れ』と精神論になっている」と憤る。  「国はマイナ保険証に別人情報がひもづけられた事故も、『現場の入力ミス』としている。しかし、そのミスのもとになったオペレーション(ひもづけ作業)を命じたのは誰なのか。オペレーション自体に無理があったのではないか」と責任逃れの姿勢を批判した。

 

2023年5月16日火曜日

NHKとは何か・・・NHKとは巨大な裏社会の一員である

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NHKがまたドタバタしているようです。
大変な捏造報道でした。
夜の9時からの放送で、ワクチン駆け込み寺の鵜飼氏や、ワクチン接種でご家族をなくされた方が3名インタビューを受けられていました。
 しかし、番組ではなぜか、ワクチンのために亡くなったのではなくて、コロナで亡くなったと報道されていた。
 それはないだろう、と。
 ワクチン接種は大きな国策として莫大な税金を投じて行われました。
 結果はワクチン自体、感染予防効果も重症抑止効果もありませんでした。
 結果的にワクチンで亡くなる方、後遺症に苦しむ方を山の様に生み出しました。
 大失敗な政策であったわけです。
 しかし、だからこそ、国は絶対に認めません。認めたくはありません。
 故にNHKもワクチンで亡くなった、というのをコロナで亡くなった、として報道したわけです。
 国の要請というよりも、国を超越したもっと大きな力が働いている様に思えますね。
 そのようなものがあるのか、という人もいるのかもしれない。
 そう聞かれたら「ある」と私は自信を持って答えます。
 岸田総理など、足軽頭の様に鼻で使える様な勢力はこの世界に存在します。
 まあ、陰謀論だ、と考えているかもしれませんが、ディープ・ステートとか、ロス・チャイルドとか、ローマクラブ、とか・・・呼ばれています。
 岸田総理を足軽頭をこき使う殿様のような彼らの力の源は何か・・・というと
石油や情報です。ロス・チャイルドは石油を抑えていて
グーグルやアマゾンなどGAFAと呼ばれる組織は情報を押さえています。

 さて、そしたら、このNHKは何か、ということがこの記事の主題です。
 我々が金を出している、日本の国営放送局のようなもの、と考えている方も多いと思います。
 しかし、それは少し違います。もう一つの顔があります。
 世界組織 ディープ・ステート みたいなものは大衆を管理・誘導するのにマスコミを用います。とするとNHKは彼らの下部組織と見ることができます。
 とすると、容易ならぬ相手と言えるのではないでしょうか。

 今回の偏向・捏造記事でクレームをつけたところで、どうにもなるものでもありません。
 城壁に卵をぶつけるようなものかもしれません。

 このNHKに本気で挑戦した人たちがいました。
 「NHKをぶっつぶせ」と立ち上がったNHK党です。
 今はどうなったか。
 ガーシーがインドネシアに行ったきりになって、国会に出ない、とかで、議員剥奪になったり、
 名前を変えて、48人女の党 とか、わけの分からない名前となり、48人女の党の党首とNHK党の創始者の立花孝志氏が喧嘩したりで、もうバラバラ状態。
 解党寸前の状況です。

 これは何か。これは何が原因か。
 新聞によると、立花孝志氏と48人女の党の人の喧嘩は、LINEを通して行われていた様です。
 LINEとは何か、ピンときていない人があまりにも多いので説明しておこう。
 今の日本人の8割くらいがLINEを愛用しているという現実があります。
 LINEで屈託なく、いろいろな人といろいろなことを通信しています。無邪気にね。
 逆に言うと、LINEの通信記録を見ることができれば8割の日本人のプライベートが分かってしまう、ということ。
 それは見ることが出来るのか、というと、それは出来ます。
 というかそれが目的の会社です。
 韓国の会社であり、中国に大きなハードディスクがあり、中国の会社が管理しています。
 故に、中国や韓国の管理者のある者は自由にLINEの情報を閲覧することが出来るでしょう。
 だからLINEは大変な力を持っている会社です。
 我々が養分をあげて力を持たせてあげている。
 もちろん、世界組織 ディープ・ステート みたいなものの重鎮とは行かないまでも中堅クラスに位置するメンバーの様に思えます。

 つまりNHK党とは何だったか、というと、ディープ・ステート みたいなものの一員に強烈に逆らった団体であった、ということ。
 そして、それなりに国民の支持を得て、何人かの国会議員、地方議員がメンバーにいる。
 いや、大した組織だと思います。
 このような組織はディープ・ステート みたいなものの攻撃対象になる可能性がある。
 そしてどうなったかは皆さんご存知のはず。
 ガーシーという参議院議員がいてちょっと変わり者でインドネシアに行ったっきり帰って来ない。国会議員なのに国会にも出席しない。ちょっと変わり者。暴露系ユーチューバだから変わり者なのか。という低い評価が与えられ、挙句の果てに議員剥奪。
 どのような人か私は知らないが、ひょっとしたら、マスコミによってそのようなイメージを作り上げられたのかもしれない。

 あと、NHK党から「48人女の党」と名前を変え、内輪喧嘩。

 私が驚いたのは、国会議員でありながら、そのような党のあまり表に出してはいけない内輪喧嘩をLINEで通信していたということ。

 これではいくらNHKをぶっつぶせ、と言って元気に喧嘩を売っても、敵の手のひらの上で踊っているだけではないか。
 「LINEは韓国の会社やっていて、中国人がハードディスクを管理しているのだよ。だから我々の通信記録は彼らに丸見えなのだよ」と言ってもどうしてもピンとこない人が本当に多い。
 このような人たちを私は「情報愚者」「デジタル愚者」「インフォ・フール」などと呼ぶことにした。

 実際に、国会議員でありながら、そして、世界勢力の一末端部員かもしれないNHKに盛大に喧嘩を売りながら自分たちの情報はプライベートから党内の情報まで丸っとLINEを通じて敵に提供してしまったNHK党。
 その行く末は明らかであろう。解党寸前であるという。
 クシャッと潰されたのである。

 NHKとはそのような組織なのである。
 今回のワクチンで死んだことをコロナで死んだと捏造報道してしまい、炎上しているそうです。
 が、NHKの世界勢力での位置付けから見ると彼らが揺らぐことはないでしょう。
 NHK党もこのような組織であるNHKと正面切って喧嘩をすると宣言しているのに、LINEで通信するとはあまりにもお粗末でした。稚拙だった。
 結局は彼らも情報愚者でありました
 
 これが情報愚者が歩む道なのです。 

 政治家であり、企業であり、皆同じです。
 
 あるところまでは太らせる。太ったら言うことを聞かせる。
 言うことを聞かなかったら潰す。
 初めから自分達に敵対する勢力でも、小さいうちは放っておく。
 大きくなってきたら、彼らがLINEで通信していたとしたら、その勢力はいくら突っ張ってもDeep Stateにとって、水槽のお魚、牧場の子羊。
 いつでも屠殺できるというものです。
 
 コロナ・ワクチンの話が持ち上がった時、北海道ではワクチンに疑問を持つ医師がグループを作りました。
 この時も何で通信したら良いのか、ということが話し合われました。
 私はLINEは情報を握られるので使わない方が良い、と申し上げました。
 ここでは初めて私のこの話が受け入れられました。
 ワクチンに反対すると言うことは、ファイザーやモデルナの米櫃に砂を撒くと言うこと。
 さらに世界組織に挑戦するということ。
 反政府活動でもあるということ。 
 このようなことをLINEなんか使ってやったら、初めからどうなるかは見えている。
 無駄な活動になる。
 我々の組織にはLINEMO実はあるが、ほとんどの使われてはいない。 
 Signalを使っている。

 最後に・・・
 LINEを使っているから情報愚者という訳ではありません。
 これを無邪気に使い、何でもかんでもLINEで通信している人が情報愚者なのです。
 LINEはおおきなハードディスクを持っていて、そこに我々の通信記録、写真、ビデオが全て入っている。管理者はそれをいつでも見ることができる。
 あなたがLINEに書き込んだ内容・・・恋人との会話、会社の機密事項、あなたの病気、家族の病気のこと、備忘録的にマイナンバーカードなどをここに収めていたら彼らはそれを握っている。
 それはあなたの身の破滅です。身の破滅は時間の問題。
 あなたが破滅する分、彼らは上に上がる。
 情報とはそのようなものです。
 情報愚者の運命でもある。
 
 しかし、このことに気が付けば情報賢者です。
 このようなことに気がついてた上でLINEを使えば良いのです。
 
 今、情報愚者であるかもしれない。この記事を読んで、自分はどうやら情報愚者なのか、とお感じになり不快になる方もいらっしゃるかもしれない。
 しかし、「気づく」ことができれば一瞬で情報賢者になることができるのです。
 
  情報賢者になりましょう。NHK党の轍は踏まないようにしましょう。 
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N党 LINEを公開するなど、内紛状態・・ということはこの人たちもLINEの奴隷だった (令和5年3月31日)

うーん ちょっと期待した私がバカだった。
表題を見て
N党大津綾香党首がLINEの秘密を暴露したかと思ったが
この人たちが国会議員でありながらLINEで連絡を取り合っていたおちうのですね。
 まったく、子羊です。
 LINEにしてみれば自分の牧場の中で子羊が喧嘩しているようなもの。喧嘩の通信記録も全部残っている。
 この人たちの情弱ぶりも大変なものだ。
 なるほど、N党が最近、ガーシが味噌をつけたりとふるわないのも分かる。
 この通信記録もLINEからリークされたものであろう。
 アホだな。
 ラインを使っている人は国会議員をやったらダメなのだ。
 NHKにいけていないところがあることは皆が知っている。
そしてNHKはどうも中国、韓国びいきにも思う。
中国・韓国はNHKの応援団にさえ見える。
 NHKの敵であるN党を潰そうとする動きが、中韓連合軍から出てくるのも不思議ではない話だ。
 その状況で、LINEを使ってしまうN党。
 アホとしか言いようがない。
 喧嘩しようとしている相手に自分の秘密を晒している。勝てるわけがない。尻すぼみが山であるし、そうなりつつある。

 



決裂した立花氏とのLINEを全公開 大津綾香氏のツイッター@ayaka_otsuから
(牧場の中のけんか風景)


旧N党 会見中継→内紛大げんか勃発「解散しろ」 立花氏と幹事長が激突 LINE暴露の大津綾香党首が「泣いてる」

立花孝志氏
決裂した立花氏とのLINEを全公開 大津綾香氏のツイッター@ayaka_otsuから
2枚

 大津綾香党首(30)が、前党首の立花孝志氏と代表権返還を巡り決裂した内容のLINEを公開するなど、内紛状態にある政治家女子48党(旧NHK党)が31日に会見を開いた。

 立花氏は29日に、同党事務局長を辞任し、NHKの受信料問題に取り組む政治団体「NHK党」の代表として活動を続ける意向を明らかにしていた。

 今回は「NHK党」として会見し、ユーチューブでも配信。途中から対立している黒川敦彦幹事長が立花氏と激突した。

 黒川氏が「大津さん泣いてましたよ」と迫り、これまでの立花氏の党運営について追及も行った。

 黒川氏は「いまハンコを持ってる党首がめちゃくちゃ不安になり、立花さんと会いたくないと言っている」と指摘。これに立花氏は「会うっていってないじゃん。国政政党の代表権、返してくれって思ってないって。いま責任者、大津さんなんだから、大津さんのお好きにされたらいい」と返した。

 黒川氏は立花氏と、浜田聡議員、齊藤健一郎議員を指して「このような3人に国政政党を任せるべきではない。このような状況であれば、解散してほしいと強く思います。以上です」と述べて、退席した。

 立花氏は、発端は黒川氏のパーティー開催をめぐって「私は政治資金パーティーでは無く、普通のパーティーとして、開催するように、命令しましたが、黒川君はこれを無視しました」としている。



 
 
 

 
 

院内でマスクをしたくない患者様へ

 院内マスク着用について


 一応政府が5/8よりマスク着用は個人の判断、ということになり、マスクを外すことを政府は許可しました。しかし、政府は同時に、医療機関、介護施設では引き続きマスク着用を、と呼びかけております。

 それにならって、というわけではありませんが、当院でも他の多くの医療機関と同様に院内でのマスク着用をお願いしております。

 と言うより、当院では別な医学的理由からマスク着用をお願いしております。


 はっきり言いますと、コロナ・ワクチンを打っていない方はマスクをする必要はありません。まったく安全です。しかし、ワクチンを打った方は、何らかの形で自分の免疫に異変が起こっております。血液検査をするとすぐにわかりますが、ワクチンを打たれた方は抗コロナ抗体が上昇しています。もっともこれを上げるためにワクチンを打ったわけです。しかし、この抗体は初期の「武漢型」のものです。今のコロナにはまったく有効ではありません。


 これはどのようなことか、と言いますと、どう控えめに言っても、体の中で無駄な抗体を作っている、ということです。その分免疫に負担がかかり、他の外敵が来た場合どうなのか、という問題があります。


 さらにですが、このような方でもコロナ風邪にかかることは珍しくありません。しかし、これにかかると、抗体価が5 - 10倍に跳ね上がります。今のコロナは武漢型ではありませんがなぜか武漢型の抗体を多く作っているわけです。


 その結果、体にすごい異変が起こるのか、というとそれは分かりません。抗体価が80万の方もおられますが、普通どおり仕事をして普通どおりの生活を送っています。

 しかし、余分な抗体を多く作っているということは確かでしょう。


 このような観点から言いますと、一概にマスクを外して普通の生活をして大丈夫だ、ということにはならないと思います。

 ワクチンを打たれた方におかれては、ここ2-3年は十分に注意され、体をいたわり、絶対に風邪などをひかないようにすべきです。コロナにかかると抗体価が跳ね上がることも覚悟してください。


 マスクは絶対ではありませんが、皆様をお守りするために院内ではマスク着用をお願いしております。もし、ワクチンを打たれていない方であれば安全ですが、他のワクチンを打たれた人に風邪をうつしたりしないように我々はマスクをしているわけです。


参考文献

 札医通信 令和5年4月号 オピニオン

 拙著

コロナ・ワクチン後遺症患者の診療から見えてくるもの

・・・ワクチン接種した人はコロナに罹ってはいけない。故にマスク着用や発熱外来は今後も必要であろう

 

2023年5月15日月曜日

抗原原罪か・・・コロナ・ワクチン後遺症患者の診療から見えてくるもの

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コロナ・ワクチン後遺症患者の診療から見えてくるもの

・・・ワクチン接種した人はコロナに罹ってはいけない。故にマスク着用や発熱外来は今後も必要であろう



マスクは3/13に解禁で、外国人観光客大歓迎。それに続いて今度はクルーズ船も運行されると言う。
 現時点(令和5年3月の時点)でコロナの数は減ってはいるが、前年の10倍くらいの感染者がいるようだ。

 このような折、日本医師会から図1のようなポスターが送られてきたがこれも時宜に適ったものと私は考えている。


 ウイルスは非常に小さいのでマスクの網目など素通りする。故にマスクは不要だ、と仰る方がいる。しかし、これは正しいのだろうか。一匹のウイルスがマスクを素通りして体に入っても感染を起こすわけではない。一度にたくさん入って初めて感染を起こすのである。

 話す時に時に飛び散る唾液にはたくさんのウイルスが含まれていることがある。これを吸い込むと感染が成立する。マスクはこのようなものを防いでくれる。ここに私はマスクの有効性を感じるが勿論絶対ではないだろう。時と場合によるものと考えている。宴会もしたいだろうし、野球観戦、ライブにも行きたいだろう。学校の授業中はどうするか。マスクをずっとさせるのは生徒にとって辛いことであろう。

 しかし、病院は病人の集まること所であるし、病院で病気を広めてはいけない。岸田総理が「3/13からマスクは不要」と言っても病院内ではなるべくマスクをするというのは理に適ったものと思う。

さて、私が院内でマスクを励行するには医学的理由がある。
 それを述べよう。当院は整形外科のクリニックであるが、ワクチン後遺症の患者さんの相談にも乗っている。その現場で得た知見を述べるとともに、その医学的理由も述べさせていただく。
 
 理由はコロナ・ワクチンである。
 ワクチンを接種すると症状は自覚しなくても体に何らか変化を生じている。特に免疫系である。
 ワクチンの接種が始まった時にテレビで盛んにやっていた。
 ワクチンを打つと抗体が急激に上昇する。しかし、また急に下がるのだ、と。故に、2回続けて打つのだ、と。抗体が増えればそれがコロナウイルスを撃退してくれるのだ、と。これを大先生らがテレビで得得とお話されると妙に説得力があった。
 それで多くの国民が接種されたわけだ。

 しかしこれで終わりではなかった。また6ヶ月くらいすると、抗体が下がってきているので3度目のブースター接種をしなければいけないと言う。「また打つの? 2回で終わりと言っていたじゃないか」という疑問の声も上がったが、およそ60%の多くの国民が3回目接種に応じた。
 そして、4回目、5回目の接種が行われた。
確かに頻回にワクチンを接種すると抗体価は上がってゆく。友人の医院で健常者の抗体価・・・S-IgGコロナ抗体をアボット法で測定したものを示す(図2) 〔耳鼻咽喉科おとふけクリニック院長 中川雅文氏 提供〕。





 確かに、ワクチンを打てば打つほど抗体価は上がってゆく。
 正常値は50以下。ワクチン非接種者はすべて50以下である。
 マスコミで専門家の先生方が仰られていた通り、この抗体は多ければ多いほど良いのだろうか。

 この抗体価はいわゆる初期の武漢型のものを測ったものである。ウイルスは次々に目まぐるしく変異を繰り返している。実際に、武漢型に始まり、当時イギリス型と言われたアルファー、次の南アフリカ型のベータ。インド型のデルタ。そしてオミクロン BA1, BA5, さらに、グラフォン、ケンぺウルス、11月頃は、XBB・・・3ヶ月おきに変異を繰り返してきている。今のウイルス株はすでに新しいものが登場しているはずであるが、マスコミでは触れられていない。
 よく抗体価が高いから良いのだ。「自分は抗体価が3万だから良いのだ」と考えている方がいる。残念ながらこのような武漢型の抗体がいくらあっても今のコロナ・ウィルスには無効であろう。

 私はこの稿の最初に、引き続きマスクを着用して感染予防に努めることが望ましいのではないか、と述べた。また、3月13日からマスク着用は任意となったが、多くの人がマスクを着用している。私と同様に考えておられる方も多いからだろうか。
 
 マスクをする理由として多分「これから必ず第9波が来る。それに備えるべきだ」というものであろう。しかし、医療現場からもたらされる知見はこれとは異なるもっと厳しいものである。
 先の図2のグラフでコロナに罹ったことのある人の抗体価の高さが際立っている。これは一体何なのだろう。それを考察する。
 ワクチン後遺症の診療に当たっているとすぐに気がつくことがある。
 診療経過中に患者さんがコロナにかかる、と言うことがある。
 すると、コロナ抗体価が非常に上昇するのである。その数は2倍から10倍である(表1に示す)。




 表1に当院での二例のデータを示す。話をすると同様の経験をされている医師も居られる。また、大阪歯科大学内科のグループがこのことに関して論文で報告している(参考文献1)

 これは一体どのようなわけだろう。
 世の中はオミクロン。武漢型はどこにもいない。
 それなのにオミクロンに罹ったのに武漢型の抗体がここまで上昇する。

 これは「抗原原罪」と言われる現象であると思われる。専門家の中にはこのような現象を「承知していない」と仰られる方もいらっしゃるようだが、臨床の現場ではよく見られるものである。
 
 抗原原罪とは、ある抗原に頻回に暴露されると、その抗原と類縁のものに晒された場合、以前の抗原に対する抗体を作ってしまう、というものである。つまり、mRNAワクチンを頻回に接種して武漢型のコロナウイルスの抗体を自分の体で強制的に作らせたわけだ。するとオミクロンに晒された場合、武漢型の抗体を作ってしまうということが抗原原罪である。
 ちなみに、ワクチン非接種者がオミクロンに感染してもS-IgGコロナ抗体価・・・つまり武漢型の抗体価・・は上昇しないことがすでに確かめられている(参考文献2)。
 
 実はこのことに私は半年前に気がついていた。しかし、あまりに恐ろしいことなので公言することは控えていた。しかし、最近このようなことを述べる人も増えてきて、我々ワクチン後遺症を扱っている医師の間ではほぼ常識となった。故に今回本稿でもこれに言及することにしたのである。
 
さて、ワクチン接種により高く上がった抗体価はどうなるのか。
 それも調べてみた(図3)。

 
初回検査時のコロナ抗体価を100%とし、経過観察時に測った抗体価のパーセントを示した。
 
 これを見ると、半年で30%〜50%に減衰する。
 この先は今後確かめていくことになると思うが正常値の50以下になるのは、1年から3年後ではないかと思う。この間は体を特に大事にしたい。下手にコロナ風邪にかかると、抗体価が大きく跳ね上がる。
 
 抗体価が跳ね上がってもそれに伴って症状がひどくなる、といったことは私は経験していない。実際、図2では交代価が10万を超えているケースもあるが、普通の日常生活を送っている。
 
 抗体価が上がっている理由に関しては私は詳しくは分からないし、まだワクチン自体が新しいものなので科学的に解明されてはいない。しかし、はっきりしていることは体が武漢型の抗体を作っているということである。これは無駄なものを作っているということである。このようなことは自分の体では早く止めさせたいものであろう。
 
 故にコロナに罹って抗体価が跳ね上がることは避けたいものである。
 避けるためには抗体価が完全に下がる2 - 3年は、感染防御に努めたい。具体的にはマスクをしたり、何らかの新しい形の発熱外来で発熱患者と一般患者が混在することをなるべく避ける試みは引き続き必要であろう。

 さて、コロナ抗体価とワクチン後遺症の症状の関係はどのようなものであろうか。
 ワクチン後遺症の症状の軽重を測るには主には患者さん自身の自覚症状しかない。しかし、唯一今のところ、コロナ抗体価がその何らかの客観的な指標になるのではないかと私は考えている。
 コロナ抗体価と日常生活のレベルを関係を調べてみた(図4)。


 
 縦軸がコロナ抗体価、横軸が生活レベル。
 生活レベルに関して少し説明する。
 
 仕事なら9時〜5時働けるか、授業なら6時間授業に出られるか。
 出られたら50点。さらに課外活動、塾、自分の勉強ができたら50点。
 社会人なら残業、接待、家庭のこと、習いごと、プライベートの充実を図ることができて50点。合計100点で計算した。
 この両者の相関係数を求めると -0.38 で明瞭な相関は得られなかったが、グラフからは抗体価が低い方が日常生活レベルが高いようにも見える。この辺は今後、症例を増やして検討し、かつ、日常生活レベルの判定の仕方をもっと工夫しなければならないと思う。
 
 複数回、コロナ抗体価を測ることができた10症例において、その抗体価の推移と生活レベルをプロットしてみた(図5)。


 
経過観察期間は2ヶ月から6ヶ月である。
 
 全例に抗体価の低下と生活レベルの改善が認められる。
 時間と共に症状が良くなっているのではないか、という考えもあるが、それは現場としては「違う」と断言したい。
 患者さんは当院の外来に来るまでに通常、沢山の医療機関の沢山の診療科を受診している。どこでも診断がつかず、それ故効果的な治療もなく、挙句の果てに「心療内科、あるいは、精神科に行くように」と言われ、時に絶望して当院を受診している。発症して3 - 6ヶ月くらい経過していることは普通であるし、1年くらい経過した後に受診される方も稀ではない。
 その間、症状はまったく改善していない。当院で何らかの治療を受けて初めて改善を見るのである。6割から7割の患者さんに治療を施すと何らかの改善が認められる。
 
 逆に3割から4割に思った効果が得られていないのも現実である。
 
 今後、治療法を切磋琢磨して、治療率を上げてゆくとともに完全治癒を目指したいと考えている。それが喫緊の課題である。 今、具体的には全国の医師が集まり週2回治療法に関する勉強会をしている。私はその中では後発であり、そこで先行している医師からいろいろと治療法をご教示いただき自分なりに取り入れて臨床の現場で役立てることを試みている。

 札幌市医師会でも「新型コロナウィルス感染症後遺症ワーキングチーム」が立ち上がり私もメンバーの一人に加えていただいた。ここでも知見を広めたいと考えている。

 最後にこの3年あまりのコロナ禍、そして、ワクチン後遺症の患者さんを診て思うことがあるので述べさせていただく。自分の恩師である札幌医大整形外科の故石井清一名誉教授は在任中我々医局員に何らかの基礎研究に数年間従事するよういつも叱咤激励されていた。私も恩師の勧めもあり札幌医大の生化学教室(秋野豊明教授 主催)、さらには、アメリカまで行って基礎研究に従事したが結局は今、整形外科の無床診療所で働いている。
 
 私があれほど時間と労力をかけて勤しんでいた実験というものは何かの役に立つのだろうか、といつも思っていた。ところがこのコロナ騒ぎにワクチン騒動である。これの説明には必ず基礎医学的な解説がある。それを聞いているとやはりかつてかなりやっていただけに基礎医学的な説明が肌感覚で分かるのである。全員の医師が基礎医学的研究をやる必要があるとは言わないが、やはりそのような人材も医師というグループの中に育成しておく必要はあるのだろう。
 すると今の100年に一度あるかないかの災厄の時にいろいろな多様な知識を医師の中に伝播することが出来るのかもしれない。やはり恩師は正しかったのだとつくづく思っている。
 
他の参考論文 :ワクチン接種者がコロナに罹った場合のコロナ交代価の変化について記したもの

ワクチン接種者における SARS-CoV-2 IgG(S)抗体価の推移

小樽市医師会
    脳神経外科おたる港南クリニック

末武 敬司










 これが小生のブログの大元の目次です
 私の専門は骨粗鬆症です。どのうように診療しているかのケースレポートです。
 骨粗鬆症の治療は非常に幅があり、これが絶対正解で他は誤り、というわけではありません。
 当院の公式ホームページです。新しくしました。
 当院の開院以来からあるホームページ。時代を感じさせるものとなりました。
 AdobeGoLiveで作っています。
 今も使っています。
 武漢で発生して以来、Coロナ、ワ9チン について考えたことを綴りました。
現代英文訓読法 目次 (新渡戸稲造 武士道もここにあります)
 英語を簡単に読むことができるように工夫して実践してみました。
 漢文の訓読の発想を英語に取り入れてみました。
当院の以前のブログ 獺祭録(2014年4月から2018年9月)
 以前のブログです。目次を一覧表にしました。
 自分の書いたものを残すと言うことは本当に難しいものです。
 英語の勉強の仕方とはどうあるべきか。会話重視で良いのか。
 それをいろいろと論じてみました。
電子カルテ問答、個人情報談義において語ってきた電子カルテと個人情報漏洩の問題。これがついに結びつきました。電子カルテは大変に危険。電子カルテに書かれたことは誰か見知らぬ人、であるが、患者さんにとって最悪の人に回っていないだろうか。
 電子カルテについていろいろ考えてみました。
 小生自身は紙カルテを使用しております。
 高校時代に勉強した「新々英文解釈研究」を研究しています。
 現代英文訓読法と「やわらかな暗記」で 「新々英文解釈研究」をしっかり素早くマスターできるようなものを作りたいと思っています。
 英語革命を目指しています。
 個人情報とは何か。これが漏洩することは何を意味するのか。これを問います。
 個人情報とは「個人秘密情報」であり、これが漏洩することは「奴隷」になることを意味します。 
 橋本の著した本をPDFで販売。「医療の未来」は製本されていて、これを販売。
 他はPDFで販売しています。

 

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