2021年9月11日土曜日

アメリカ・カルフォルニア州のデータから(6月時点)


 
アメリカ・カルフォルニア州のデータから(6月時点)

アメリカ・カルフォルニアの6月におけるデータがあったので整理してみた(下記 ケアネットの記事)。
 この記事、数字がごちゃごちゃ、しかも、無秩序に並んでいるので分かりにくい。
 きちんと表にでもしてくれたらありがたいのだが。
 だからまず私は、表作りをしてこのデータを整理してみた。
 
表1.  コロナワクチンを未接種の者、一回接種した者、二回接種した者で、陽性になった人の重症度(重症度を、入院した、ICUに入った、人工呼吸を付けた、という3段階に分類)
 対象は、カルフォルニア州で、PCR陽性になった人を対象とした。

表2.  ワクチンを未接種の者、一回接種した者、二回接種した者で 入院した人、ICUに入った人の平均年齢

表3. ワクチンを未接種の者、一回接種した者、二回接種した者の死亡者数と死亡率
 
 
表4. 5/1、7/25におけるデルタ株の割合

 上の表をざっと見ると、なるほど、
ワクチン接種のほうが優勢である。
 しかし、これをもって、ワクチンは有効だ、と言えるのだろうか。
 勝ち負けだけでいえば、ワクチンを打った群は未接種群に比べて優勢だといえよう。p<0.001なのだから有意差はあると言える。

 言うまでもなく、
ワクチンは健康な人に打つのだから、高い効果と高い安全性が求められる。
 このデータから優位であるが、このくらいの、しょぼい もので満足なのか。

 
これが高い効果と言えるのだろうか。また、ワクチンの安全性に関しては今までのデータから非常に疑問である。

 ともあれ、ファイザーなどのメーカーが明瞭に述べている様に
ワクチンは今、治験期間なのである。2023年まで行うそうである。これはこの言葉通りとるべきではないだろうか。
 菅首相も「治験期間である」と述べている。また、テレビでお馴染みの昭和大の二木教授は医療従事者の接種が始まった頃「
ワクチンの有効性とその薬害を確かめるために医療従事者で人体実験を行っている」とテレビで言っていた。
 このようなことは何遍も繰り返して言われることはない。政府は我々にワクチンを打たせたいのだろうか、たまにしか言われない。
 ワクチンは安全だ、妊婦でも安全だ、子供でも安全だ、とはテレビで何度も言われるが、2023年までは治験期間、実験期間ということは半年に1回しか言われない。しかし、これは撤回されていない。つまり、今も継続中である。
 彼らは責任ある立場にある人なので、言っておかなければならないことだろう。

 情報統制が敷かれているのか、マスコミはワクチン礼讃一色だし、ヨォツベで
ワクチンの批判をしようものならすぐにバン(封鎖)される。アカウント停止2週間みたいになる。
 それで、世の中を見ている限りでは、マスコミを見ている限りでは、
ワクチン大賛成に見えないことはない。

 しかし、実態は違うと思う。明らかに違う。
 
ワクチンの副反応による被害者はどんどん増えている。
 
 75000人に一人が、
ワクチンで亡くなっている。
 これも申告されたものだけなので実態はこの2倍はあると思われる。
 他に深刻で不可逆な体の障害をもたらすものがこの10倍(私の予想)。
 あと、耳鳴りが消えない、
ワクチンを打った後2ヶ月経つがいつも具合が悪い、というケースも多い。
 今は
ワクチンにある程度、賛意を示していても、自分、家族にそのような被害が出れば、その周りの20-30人くらいはワクチンなど絶対にいやだ、糞食らえだ、となるであろう。
 そして実際にその数はどんどん増えている。
 実際に私もその一人。
 医師の中でも最初から
ワクチンに慎重な姿勢を取るものが3割前後はいた。それが今はどうなっているのか。

 繰り返すが、
ワクチンには高い有効性と、それにも増して高い安全性が求められる。
 これがもし、ペストのように、一つの都市があっという間に全滅するくらいのものであれば、いや、そこまでいかなくても、人口の1−2割に死者が出るようなものであれば、たとえ今の
ワクチンのように安全性に問題があるものでも、奪い合いになると思う。この私も接種場に駆けつけると思う。
 しかし、今のコロナはそれほどのものではないだろう。
 (不謹慎と思われる方もいるかもしれない。しかし、このワクチン。無料ではない。ワクチン実費を払う様に、となったら、今、打たれている方は打つだろうか)
 
 とにかく、このデータも貴重なものと思う。
 このデータはアメリカの6月の頃。
 1月からうち、
ワクチンの効果か、アメリカでも感染者がグッと減り、社会に明るさが見えてきた時期のもの。
 
グラフ1. このデータは、アメリカで陽性者の数がかなり収まっていた頃のもの。
6月の時点では、ワクチンの効果か、すごく落ちついていた。
 
 グラフ2.   このあと、ワクチン接種は進んだが、陽性者の数も大きく増えたのである。

 それで、
ワクチンの有効性はこのデータからは示されていると思うが、それでいてこのようなものか、というのが私の感想。
 とにかく今は治験期間。

 いろいろなデータを積み上げている時期であると私は考えている。 
 だから自分でも整理してストックしたいと考えている。
 

デルタ流行下、ワクチン完了者の感染・入院・死亡率は?/CDC

提供元:ケアネット

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 https://www.carenet.com/news/general/carenet/52897?utm_source=m15&utm_medium=email&utm_campaign=2021090501

米国・カリフォルニア州における新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)感染者についての分析で、ワクチン未接種者はワクチン接種完了者と比較して感染率が4.9倍高く、入院率は29.2倍高かった。同地域ではデルタ株への感染が広がり、感染者の約9割と最も優勢となっていた。米国疾病予防管理センター(CDC)のMorbidity and Mortality Weekly Report(MMWR)8月24日号での報告。

 本解析では、ワクチン接種完了者を2回投与のワクチン(Pfizer-BioNTech社、Moderna社)の場合2回目投与後14日以上、1回投与のワクチン(Janssen社)の場合初回投与後14日以上経過した人と定義。ワクチン接種未完了者は2回投与のワクチンで初回投与後14日以上経過あるいは2回目投与後14日未満、1回投与のワクチンで初回投与後14日未満の人と定義された。

 COVID-19に関連する入院は、SARS-CoV-2感染が確認された日から14日以内に発生した入院と定義。COVID-19に関連する死亡は、SARS-CoV-2感染が確認された日から60日以内に発生する死亡、またはCOVID-19が死亡原因として報告されている死亡と定義された。

 主な結果は以下の通り。

・2021年5月1日から7月25日までの間の、16歳以上の住民における4万3,127件のSARS-CoV-2感染者のうち、1万895人(25.3%)がワクチン接種完了者、1,431人(3.3%)がワクチン接種未完了者、3万801人(71.4%)はワクチン未接種者だった。
・7月25日時点でのワクチン接種完了者のうち、55.2%がPfizer-BioNTech社、28.0%がModerna社、16.8%がJanssen社のワクチンを接種していた。
・入院、ICU入室、人工呼吸器を使用した患者の割合は、未接種者(7.6%、1.5%、0.5%)および未完了者(6.2%、1.0%、0.3%)と比較して完了者(3.2%、0.5%、0.2%)で低かった(p<0.001)。
・入院およびICU入室患者における年齢中央値は、未接種者(49歳[35.0~62.0]、56歳[41.0~66.0])と比較して、未完了者(59歳[46.0~72.0]、65歳[57.0~80.0])および完了者(64歳[53.0~76.0]、64歳[54.0~76.0])で高かった(p<0.001)。
・死亡率は、未接種者(0.6%、176人)および未完了者(0.5%、7人)と比較して、完了者(0.2%、24人)で低かった(p<0.001)
・死亡例について、完了者24人のうち6人が、HIV感染、がん、肝移植などの免疫不全状態にあった。死亡例の年齢中央値は未接種者(63歳[51.5~79.5])と比較して、未完了者(74歳[58.0~80.0])および完了者(78歳[63.5~87.5])で高かった(p=0.01)。
・本解析では、期間中7日ごとに年齢調整感染率と入院率を算出した。5月1日時点で、ワクチン未接種者の年齢調整感染率(人口10万人当たり35.2)は完了者(4.2)の8.4倍、年齢調整入院率(4.6)は完了者(0.46)の10.0倍であった。
・7月25日時点で、ワクチン未接種者の年齢調整感染率(315.1)は完了者(63.8)の4.9倍、年齢調整入院率(29.4)は完了者(1.0)の29.2倍であった。
・5月1日から7月25日までの間のデルタ株感染者の割合は、完了者で8.6%から91.2%へ、未完了者で0%から88.1%へ、未接種者では8.2%から87.1%へ増加した。
・5月時点では、完了者と未完了者と比較して未接種者でCt値中央値が低い傾向がみられた。しかし7月には、ワクチン接種状況による差異は認められなかった。

(ケアネット 遊佐 なつみ)

 

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 以前のブログです。目次を一覧表にしました。
 自分の書いたものを残すと言うことは本当に難しいものです。
 英語の勉強の仕方とはどうあるべきか。会話重視で良いのか。
 それをいろいろと論じてみました。
 電子カルテについていろいろ考えてみました。
 小生自身は紙カルテを使用しております。
 高校時代に勉強した「新々英文解釈研究」を研究しています。
 現代英文訓読法と「やわらかな暗記」で 「新々英文解釈研究」をしっかり素早くマスターできるようなものを作りたいと思っています。
 英語革命を目指しています。
 個人情報とは何か。これが漏洩することは何を意味するのか。これを問います。
 個人情報とは「個人秘密情報」であり、これが漏洩することは「奴隷」になることを意味します。 
 橋本の著した本をPDFで販売。「医療の未来」は製本されていて、これを販売。
 他はPDFで販売しています。

 

河野大臣「ワクチンデマについて」に対する井上正康先生の反論~

https://ameblo.jp/matsuda-manabu/entry-12685140614.html

河野太郎大臣は2021.06.24付けのブログ記事「ワクチンデマについて」(衆議院議員河野太郎公式サイト)において、ワクチンのリスクを指摘する見解をことごとく「デマ」と決めつけるかのような発信をされていますが、その内容は本当に正しいのでしょうか。

 以下、ここでは「W」と表記しますが、その接種が進んでいる米国では、根強いW忌避者たちの抵抗もあって、さらなる接種率の向上が壁にぶち当たっていると報道されています。州によっては接種済み証明を公的証明として扱うことを禁止しているようですし、米国在住35年の山中泉さんのお話では、米軍人の3割が接種を拒否、子どもたちには打たせないとのお母さんたちの草の根運動も盛り上がっているようです。

 日本でも、先日、医師390人、地方議員60人の計450人による「接種中止を求める嘆願書」が厚生労働省に提出されています。しかし、その記者会見を大手マスメディアはほとんど無視しています。

私はこの分野の専門家ではありませんが、日頃から井上正康先生(大阪市立大学名誉教授、医学博士)とともに、新型コロナについての正しい知識の普及・啓発活動に携わってきた者として、河野大臣のブログ記事には一見しておかしいと思われる記述があちこちに見られました。そこで、井上先生にコメントをお願いしましたところ、直ちに返答が返ってきました。

井上先生のご了解を得ておりますので、ここでは以下、河野大臣のブログ記事に即して、その一つ一つについて井上先生から寄せられたコメントを、一部、「てにをは」等の微修正を加えただけで、ほぼ原文そのままの形で掲載いたします。

 

【河野大臣のWブログデマを解剖する:Q&井上A: 6/30】

 

<河野大臣>

新型コロナウイルス感染症のWに関するデマが流布されるようになってきました。そもそも何故、Wに関する正しくない情報が飛び交うのでしょうか?

 

→<井上先生>

Wは健常者を対象に接種するものなので、通常の病人に投与する薬以上に、安全性が強く要求される。しかし、これまで、「行政は十分な安全性情報を出さず、逆に有害事象を隠す様な対応が多いため」に基本的な信頼を失っている。これが行政側の非科学的ゴリ押しに対して様々な疑惑を誘発する根深い温床となっている。

特に今回の「遺伝子」 は、『試験段階にある遺伝子実験薬であり、有効性や安全性情報は世界的に2023年4月に明らかにされる人類初の大規模人体実験』である。

健康人に接種するWに関しては、丁寧な科学的説明が不可欠であり、W担当大臣がこのような事実を隠して『全て安全試験などは問題なく進められており、接種反対理由の大半はデマである』とブログで公言したことは、今後の大きな法的問題に発展するであろう。

 

<河野大臣>

EUの対外行動庁(EUの外務省にあたる)が4月に公表した報告書によれば、中国やロシアがファイザーやモデルナのmRNA・Wの信頼性を傷つけるような情報発信をソーシャルメディアなどを使って複数の言語で行っています。また、Wに関する偽情報やデマを監視している団体によると、TwitterとFacebookにあるW関連のそういった誤った情報の65%はわずか12の個人と団体が引き起こしていることが確認されています。中には医師免許を持っているにもかかわらずデマを流す人もいます。

 

→<井上先生>

最新の情報で「スパイク自体が血栓を産生させる毒蛋白であること(米国ソーク研究所報告)」及び、「スパイクがコロナの感染受容体ACE2に結合すると血管の細胞が破壊されて血栓が生じたり出血すること(循環器研究トップ医学誌Circulation Research)」が判明した。

遺伝子Wは「体内で産生させたスパイクに対して免疫応答反応を誘起する仕組み」である。

これは「スパイク自体が血栓症を誘起すると同時に、スパイクを産生する細胞が免疫系に攻撃されて自己免疫疾患を誘起する可能性」を示唆する。

特に細胞の核DNAに直接組み込まれる「DNA・W」で起こる可能性が高く、北欧の国々がアストラゼネカ製W使用を中止して8,000万回分が行き場を失い、日本に割り当てられたものが台湾へ寄贈された。

日米英の遺伝子工学技術力には差が無く、日本製も英国製も同じリスクを有する。

 

<河野大臣>

Wデマを流す目的は、1)Wを批判して自分の出版物やオリジナル商品に注目を引き寄せてお金を稼ぐ、2)科学よりも自分の信奉するイデオロギーに基づいて主張する、3)過去に誤った発言をしたために抜け出せなくなっている、4)自分に注目を集めたい、ということが大きいと言われています。

 

→<井上先生>

数百名の医師や医療従事者集団が厚労省に対して「W接種中止願い」を提出したが、その中には商業目的で署名している者は見られない。

因みに、私は「執筆料を寄付して低定価にして無利益の著者割価格で『本当は怖くない新型コロナウイルス』をTVしか観ないお年寄りや市民に正しい科学情報」として届けている。本書を出版以来、今日までに「記載内容を訂正すべき科学的誤情報は1箇所もない。少なくとも私の著書や動画配信の内容は「全て科学論文などの1次情報」に基づいたものである。

 

<河野大臣>

日本で流布されるデマは、当初、海外で発信され、しばらくして日本にたどり着いたものが多くなっています。今回のコロナWに関する具体的なデマをいくつか挙げてみると、「W接種された実験用のネズミが2年で全て死んだ」実験用のネズミの寿命がそもそも2年程度ですから、Wを接種した人間が100年で全て死んだといっているのに等しいことになります。その後、「W接種された実験用のネコが全て死亡した」というデマに替わってきていますが、ヒトに関する研究の前段階としての動物実験でネコは一般的に使われません。現に、ファイザー社のワクチンの研究でネコが使用されたことはありません。

 

→<井上先生>

厚生労働省が開示している「ファイザー社内資料」では、「ネズミでのW実験は、⓪mRNA・W用のナノ粒子に①蛍光標識分子や②放射性標識物質を添加してネズミに静脈注射し、その体内動体を経時的に解析した結果、異物を処理する肝臓や脾臓に大量に集積すると同時に、時間と共に確実に卵巣に集積していく事実(測定時間内で投与量の約0.1%)」が記載されている。

今回のDNA・Wに関する内部資料には猫の試験は見られないが、コロナウイルスの感染実験では古くより猫やフェレット(イタチやミンク)が汎用されており、昨年秋にベルギーで感染したミンクが大量殺処分された。

出血性腹膜炎を起こす猫コロナウイル感染症ではW接種によるADE(抗体依存性感染増強)で猫が死亡することは周知の事実である。

このような実験経験から獣医学では「コロナウイルスに対するW開発は無理」と考えられてきた。

 

<河野大臣>

「W接種により不妊が起きる」:コロナWに限らず、どんなWに関しても流されるデマの一つです。これまでのWで不妊が起きたことはありません。今回のコロナWでも「不妊が起きるという科学的な根拠」は全くありません。アメリカで行われた3958人の妊婦を対象とした研究で、流産、早産、先天奇形が起こりやすいことはないと確認されています。

 

→<井上先生>

前記「ファイザー社内資料」にも「遺伝子Wのナノ粒子が時間と共に卵巣に集積する事実(測定期間内で投与量の0.1%)」が明記されている。異物のスパイク蛋白やそれを有する細胞が免疫的標的になることが遺伝子Wの作用機構である。

最新情報で「スパイク自体が血栓を形成したり血管内皮細胞を障害して出血させる毒」であることが明らかにされた。

これらの情報を知らされれば、マトモな医学教育を受けた全ての医師が「血栓症や不妊症の可能性を危惧し、『インフルエンザ以下の低リスクコロナ感染症に対して遺伝子Wを接種する暴挙』は皆無になるであろう。

河野大臣が言及したWの安全性は「妊婦への影響を短期間観察した結果であり、不妊への影響観察とは無関係である。「妊娠への影響解析には数年以上必要であり、最短でも2023年4月までは誰も解らない」のが医学的事実である。

 

<河野大臣>

ファイザー社の元Vice Presidentのマイケル・イードンという人が、「胎盤を形成するシンシチン-1という蛋白とスパイク蛋白が似ているため、スパイク蛋白の抗体がシンシチン-1も攻撃してしまう」と主張しているが、実際には抗体が反応するために大切なアミノ酸の配列は似ているところが少なく、そのような反応が起きたことは確認されていません。

 

→<井上先生>

シンシチン-1は太古のレトロウイルス由来の巨大膜タンパク質であり、進化の過程でこれが胎盤に組み込まれて哺乳類が誕生した。

コロナRNAウイルスのスパイク蛋白は分子量180万KD(キロダルトン)で、1,600個近いアミノ酸をネックレスのように繋げた巨大分子である。免疫的には「約6個のアミノ酸で1ヶ所の抗原認識(抗体結合)部位を形成可能であり、スパイク蛋白には数十箇所以上の抗体結合部位が存在する。このために、両者の類似構造部位が交差免疫反応すれば、自己免疫的不利益が生じる可能性は否定できない。

この現象も長期間観察しなければ結果は判らず、現時点では誰も影響を断言できない。

 

<河野大臣>

「卵巣にコロナWの成分が大量に蓄積する」Wの成分が体内でどう拡散するかを調べるために、放射性同位体を付加したWをネズミに接種したところ、総放射能回収率は肝臓で最も高く(18%)、脾臓で1%以下、副腎で0.11%以下、卵巣では0.095%以下であり、肝臓と比較して著しく低くなり、ピークも48時間でした。

ごく微量が単に卵巣に一時的に分布したということであり、蓄積というのは明らかな誤りです。

 

→<井上先生>

厚生労働省に提示された「ファイザー社の社内資料」では、蛍光標識試薬又は放射性標識試薬でラベルしたナノ粒子をネズミに静脈内投与し、その体内動体を経時的に解析した。その結果、肝臓や脾臓に多く集積すると同時に、「時間と共に卵巣にも確実に集積(測定時間内で約0.1%)する事」が記載されている。

卵巣組織にとって投与量の0.1%はごく微量ではなく、特に安定化修飾されたmRNAは微量でも大量のスパイクタンパク質を産生可能である。卵巣でスパイク蛋白が産生されると自己免疫反応が起こる可能性は医学的に十分予想可能である。

したがって、これを「ごく微量で問題ない」と判断できる科学的根拠は存在しない。

 

<河野大臣>

「W接種で遺伝子が組み換えられる」mRNA・Wが遺伝子に組み込まれる可能性はありません。ヒトの遺伝情報はDNAの形で細胞の核内に保存されており、mRNAは細胞の核に入ることができません。もしmRNAが細胞核に入ってもRNAをDNAに変換できず、それをヒトのDNAに組み込むこともできません。

 

→<井上先生>

今回の遺伝子WにはDNA・WとmRNA・Wの二種類があり、後者のみに言及する事はアンフェアで不適切である。

日本では両者が問題となり、特にアストラゼネカ製DNA・Wは人の細胞核内に直接組み込まれた後に、mRNAを介してスパイク蛋白を合成する。

細胞核のDNAから産生されるmRNAは蛋白合成後に速やかに分解される。

しかし、今回のmRNA・Wは通常のmRNAと異なり、「塩基(AGCU)のウラシル(U)がメチル化修飾された長寿命型」であり、細胞内に極めて長期間留まる。

RNAはレトロウイルスの逆転写酵素によりDNAに変換されて核DNAに組み込まれうる。

この事実から、無症候性のレトロウイルス感染者ではWのmRNAも核内に組み込まれる可能性が否定できない。

現在ではエイズ患者も目立たなくなり、世界的に不顕性感染化している事実に注意すべきである。

何億人もの人間に接種される遺伝子Wでは、これらの事実も視野に入れて安全性を俯瞰的に評価する必要があり、それがW担当大臣の重要な義務である。

 

<河野大臣>

「治験が終わっていないので安全性が確認されていない」mRNA・Wは、基礎研究、動物実験、治験が省略されることなく実施され、リスクを上回る臨床的に意味のある有効性が確認されています。その上で、いつまで効果が持続するかという「長期の有効性確認のための治験」が継続して行われています。

 

→<井上先生>

これは大臣の曲解であり、「公人のデマ」として後日大きな問題に発展するであろう。

パンデミックのドサクサに緊急的かつ限定的にテスト使用されているだけであり、「臨床的有効性やリスクが科学的に判明するのは早くても2023年4月以降であること」が明記されている。「遺伝子ワクチンの長期的安全性は不明である」が医学的常識である。

 

<河野大臣>

mRNAは半日から数日で分解され、Wにより作られるスパイク蛋白も約2週間以内でほとんどがなくなります。

 

→<井上先生>

ヒトの代謝能力は年齢や人種により個人差も大きく、今回の化学修飾された長時間持続型mRNAが多様な被検者の体内でどの程度作用し続けるかを確認したデータはない。

 

→松田注:これはファイザー社の内部文書では「長期に存在し続ける」となっているので間違いと理解してよろしいでしょうか。長期に存在し続けるということであれば、それ自体が毒であるスパイク蛋白を作り続けることになるという理解になるかと思います。

 

→<井上先生>その通りです。長期間~短期間は相対的な数値であり、血栓症によるリスクは短期間でも起こりえる。自己免疫的な反応が生じれば、その細胞は死亡して排除され、その細胞が担っていた機能が失われる可能性が示唆される。

 

<河野大臣>

mRNA・Wが遺伝子に組み込まれることはありません。

 

→<井上先生>

「新型コロナウイルスのRNA遺伝子がヒト細胞の核内に発見された論文」が既に報告されている。

「DNA→mRNA→タンパク質合成」という古いセントラルドグマの知識で遺伝子Wの作用や影響を議論することは極めて危険である。「初めて人体に接種される実験的試薬では何が起こるか不明であり、極めて慎重に対応することが不可欠」と考えることが医学の基本である。

 

<河野大臣>

mRNA・Wでもアナフィラキシーが起きることがありますが、症状が出るのは接種してから2日以内に限られます。

 

→<井上先生>

これは完全に誤りである。筋肉は第2の心臓と呼ばれ、左側肩筋肉内に投与されたWの大部分は30分前後でリンパ系から左側頸静脈を介して全身循環系へ移行し、「細網内皮系と呼ばれる肝臓、肺、脾臓、リンパ節、及び全身の血管組織」に取り込まれる。Wが全身循環系に到達した直後(投与後約30分)にアナフィラキシーショックが見られるのはそのためである。

井上は約30年前にポリエチレングリコール(PEG)修飾酵素の開発研究でその生体内代謝解析を経験している。ファイザー社製DNA・Wでは脂質ナノ粒子表面にPEGを結合させており、その部位の化学構造がアナフィラキシーショックを誘発する可能性が高い。

 

<河野大臣>

これまでのWでも、ほとんどの副反応が6~8週間以内に起きることが知られています。

以上のことから、コロナWの長期的な安全性について特段の不安があるということはありません。

 

→<井上先生>

今回の遺伝子Wは、これまでのWとは原理も性質も根本的に異なるため、副反応の発症期間や安全性に関する旧型Wの経験は参考程度に過ぎず、新基準の安全性管理が不可欠である。

 

<河野大臣>

Wや過去の感染により作られる抗体がウイルス感染を増強する「ADE(抗体依存性増強現象)」が起きる可能性。デング熱WやSARS・Wでこのようなことが起きたことがあります。しかし、ファイザー社とモデルナ社のmRNA・Wでは、高い中和作用がある抗体とバランスのよいリンパ球の動きが確認され、動物実験でもADEは観察されず、大規模な治験においてもADEの報告はないことから、新型コロナWに関してADEの可能性は考えにくいとされています。

 

→<井上先生>

これは誤りである。SARS-COV2と呼ばれる新型コロナウイルスは遺伝的にもSARSウイルスと相同性が極めて高く、分子論的には多くの共通性がある。

SARSではWでADEが起こることから、その開発が凍結された歴史的事実がある。

ADEの発症機序に関しては、今なお不明な点が多く、「高い中和作用がある抗体とバランスのよいリンパ球の動きが確認された」と言及しているが、その意味する内容は不明である。

「大規模な治験においてもADEの報告はない」とのことであるが、「現在進行中の世界的大量接種行為こそが『大規模治験』そのものであり、その結果は最速でも2023年4月までは不明」である。

 国民の血税で半世紀以上も医学研究をさせて頂いた医学者として、W担当大臣に「マトモな科学的説明もなしに同調圧で反強制的に接種させている安全性不明の自己責任的Wを『インフルエンザ以下の低リスクである季節性風邪ウイルスに対して接種する必要が本当に有るか否か』を再考して頂き、国民に対して公僕としての責任を果たすこと』を強く要望する。

人災被害を拡大した挙句に国民の死屍を築く愚を犯してはならない。

 

(文責・井上正康)

 

【河野大臣ブログ内容】

https://www.taro.org/2021/06/%e3%83%af%e3%82%af%e3%83%81%e3%83%b3%e3%83%87%e3%83%9e%e3%81%ab%e3%81%a4%e3%81%84%e3%81%a6.php?fbclid=IwAR074fFGPe8zbW4p8T2a0nGrWTHmAyefYBDUcORPde8Zs0ezKEAiWDTeJ5A

2021年9月7日火曜日

河野太郎 政治生命を賭けてワクチンへのデマ対する懸念を表明

 
ワクチン担当大臣 ワクチン接種旗振り役の河野大臣がいろいろと発言された。
これは凄いご発言だな、と思う。
 
政治生命をかけておられる。
これが外れたら、政治家としては終わりであろう。
ここまで思い切ったことは、平民である私でさえ言うのは憚られる。
 さすが、まことに巷で言われている様に「デマ太郎」
一応、下に紹介した。
 
河野大臣は、ワクチンは有効で、妊娠にはまったく影響がない、と信じているようで、そう述べている。
しかし、それは医学的にどうなのか。
まず、メーカーがいうにはワクチンは2023年まで治験中であるとのこと。
故に、今は有効性も危険性も調査中であること。
断言できるものは一つもない、というのが正しい見方。
 
 私がいろいろいうよりも、凄い人がきちんと諸問題に関して述べているのでこの動画をご紹介します。熊本大学の名誉教授。
 
ニコニコ動画です
 
河野大臣のブログより
 
新型コロナウイルス感染症のワクチンに関するデマが流布されるようになってきました。
そもそもなぜ、ワクチンに関する正しくない情報が飛び交うのでしょうか。
EUの対外行動庁(EUの外務省にあたる)が4月に公表した報告書によれば、中国やロシアが、ファイザーやモデルナのmRNAワクチンの信頼性を傷つけるような情報発信をソーシャルメディアなどを使って複数の言語で行っています。
また、ワクチンに関する偽情報やデマを監視している団体によると、TwitterとFacebookにあるワクチン関連のそういった誤った情報の65%はわずか12の個人と団体が引き起こしていることが確認されています。
中には医師免許を持っているにもかかわらず、デマを流す人もいます。
ワクチンデマを流す目的は、一、ワクチンを批判して、自分の出版物やオリジナル商品に注目を引き寄せて、お金を稼ぐ、二、科学よりも自分の信奉するイデオロギーに基づいて主張する、三、過去に誤ったことを発言したために抜け出せなくなっている、四、自分に注目を集めたい、ということが大きいと言われています。
日本で流布されるデマは、当初、海外で発信され、しばらくして日本にたどり着いたものが多くなっています。
今回のコロナワクチンに関する具体的なものをいくつか挙げてみると、
「ワクチン接種された実験用のネズミが2年で全て死んだ」
実験用のネズミの寿命がそもそも2年程度ですから、ワクチンを接種した人間が100年で全て死んだといっているのに等しいことになります。
その後、「ワクチン接種された実験用のネコが全て死亡した」というデマに替わってきていますが、ヒトに関する研究の前段階としての動物実験でネコは一般的に使われません。
現に、ファイザー社のワクチンの研究でネコが使用されたことはありません。
「ワクチン接種により不妊が起きる」
コロナワクチンに限らず、どんなワクチンに関しても流されるデマの一つです。
これまでのワクチンで、不妊が起きたことはありません。
今回のコロナワクチンでも、不妊が起きるという科学的な根拠は全くありません。
ファイザー社の元Vice Presidentのマイケル・イードンという人が、「胎盤を形成するシンシチン-1という蛋白とスパイク蛋白が似ているため、スパイク蛋白の抗体がシンシチン-1も攻撃してしまう」と主張しましたが、実際には抗体が反応するために大切なアミノ酸の配列は似ているところが少なく、そのような反応が起きたことは確認されていません。
アメリカで行われた3958人の妊婦を対象とした研究で、流産や早産、先天奇形が起こりやすいということがないことも確認されています。
「卵巣にコロナワクチンの成分が大量に蓄積する」
ワクチンの成分が体内でどう拡散するかを調べるために、放射性同位体を付加したワクチンをマウスに接種してみたところ、総放射能回収率は肝臓で最も高く18%となり、脾臓では1.0%以下、副腎では0.11%以下、卵巣では0.095%以下と、肝臓と比較して著しく低くなり、ピークも48時間でした。
単にごく微量が卵巣に一時的に分布したということであり、蓄積というのは明らかな誤りです。
「ワクチン接種で遺伝子が組み換えられる」
mRNAワクチンが遺伝子に組み込まれる可能性はありません。
ヒトの遺伝情報はDNAの形で細胞の核の中に保存されています。
mRNAは細胞の核に入ることができません。
仮に、mRNAが細胞の核に入ったとしてもRNAをDNAに変換できませんし、それをヒトのDNAに組み込むこともできません。
「治験が終わっていないので安全性が確認されていない」
mRNAワクチンは、基礎研究、動物実験、治験が省略されることなく実施され、リスクを上回る臨床的に意味のある有効性が確認されています。
その上で、いつまで効果が持続するかという長期の有効性を確認するための治験が継続して行われています。
「長期的な安全性がわからない」
mRNAは半日から数日で分解され、ワクチンにより作られるスパイク蛋白も約2週間以内でほとんどがなくなります。
mRNAワクチンが遺伝子に組み込まれることはありません。
mRNAワクチンでもアナフィラキシーが起きることがありますが、症状が出るのは接種してから2日以内に限られます。
これまでのワクチンでも、ほとんどの副反応が6-8週間以内に起きることが知られています。
以上のことから、コロナワクチンの長期的な安全性について特段の不安があるということはありません。
「ADE(抗体依存性増強現象)が起きる」
ワクチンや過去の感染により作られる抗体が、ウイルスの感染を増強してしまうことをADEといいます。
デング熱ワクチンやSARSワクチンでこのようなことが起きたことがあります。
しかし、ファイザー社とモデルナ社のmRNAワクチンでは、
高い中和作用がある抗体とバランスのよいリンパ球の動きが確認され、
動物実験でもADEは観察されず、
大規模な治験においてもADEの報告はない
ことから、新型コロナワクチンに関して、ADEの可能性は考えにくいとされています。
この項は「こびナビ」( covnavi.jp , @covnavi)の監修をいただいております。
 
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