2021年9月11日土曜日

アメリカ・カルフォルニア州のデータから(6月時点)


 
アメリカ・カルフォルニア州のデータから(6月時点)

アメリカ・カルフォルニアの6月におけるデータがあったので整理してみた(下記 ケアネットの記事)。
 この記事、数字がごちゃごちゃ、しかも、無秩序に並んでいるので分かりにくい。
 きちんと表にでもしてくれたらありがたいのだが。
 だからまず私は、表作りをしてこのデータを整理してみた。
 
表1.  コロナワクチンを未接種の者、一回接種した者、二回接種した者で、陽性になった人の重症度(重症度を、入院した、ICUに入った、人工呼吸を付けた、という3段階に分類)
 対象は、カルフォルニア州で、PCR陽性になった人を対象とした。

表2.  ワクチンを未接種の者、一回接種した者、二回接種した者で 入院した人、ICUに入った人の平均年齢

表3. ワクチンを未接種の者、一回接種した者、二回接種した者の死亡者数と死亡率
 
 
表4. 5/1、7/25におけるデルタ株の割合

 上の表をざっと見ると、なるほど、
ワクチン接種のほうが優勢である。
 しかし、これをもって、ワクチンは有効だ、と言えるのだろうか。
 勝ち負けだけでいえば、ワクチンを打った群は未接種群に比べて優勢だといえよう。p<0.001なのだから有意差はあると言える。

 言うまでもなく、
ワクチンは健康な人に打つのだから、高い効果と高い安全性が求められる。
 このデータから優位であるが、このくらいの、しょぼい もので満足なのか。

 
これが高い効果と言えるのだろうか。また、ワクチンの安全性に関しては今までのデータから非常に疑問である。

 ともあれ、ファイザーなどのメーカーが明瞭に述べている様に
ワクチンは今、治験期間なのである。2023年まで行うそうである。これはこの言葉通りとるべきではないだろうか。
 菅首相も「治験期間である」と述べている。また、テレビでお馴染みの昭和大の二木教授は医療従事者の接種が始まった頃「
ワクチンの有効性とその薬害を確かめるために医療従事者で人体実験を行っている」とテレビで言っていた。
 このようなことは何遍も繰り返して言われることはない。政府は我々にワクチンを打たせたいのだろうか、たまにしか言われない。
 ワクチンは安全だ、妊婦でも安全だ、子供でも安全だ、とはテレビで何度も言われるが、2023年までは治験期間、実験期間ということは半年に1回しか言われない。しかし、これは撤回されていない。つまり、今も継続中である。
 彼らは責任ある立場にある人なので、言っておかなければならないことだろう。

 情報統制が敷かれているのか、マスコミはワクチン礼讃一色だし、ヨォツベで
ワクチンの批判をしようものならすぐにバン(封鎖)される。アカウント停止2週間みたいになる。
 それで、世の中を見ている限りでは、マスコミを見ている限りでは、
ワクチン大賛成に見えないことはない。

 しかし、実態は違うと思う。明らかに違う。
 
ワクチンの副反応による被害者はどんどん増えている。
 
 75000人に一人が、
ワクチンで亡くなっている。
 これも申告されたものだけなので実態はこの2倍はあると思われる。
 他に深刻で不可逆な体の障害をもたらすものがこの10倍(私の予想)。
 あと、耳鳴りが消えない、
ワクチンを打った後2ヶ月経つがいつも具合が悪い、というケースも多い。
 今は
ワクチンにある程度、賛意を示していても、自分、家族にそのような被害が出れば、その周りの20-30人くらいはワクチンなど絶対にいやだ、糞食らえだ、となるであろう。
 そして実際にその数はどんどん増えている。
 実際に私もその一人。
 医師の中でも最初から
ワクチンに慎重な姿勢を取るものが3割前後はいた。それが今はどうなっているのか。

 繰り返すが、
ワクチンには高い有効性と、それにも増して高い安全性が求められる。
 これがもし、ペストのように、一つの都市があっという間に全滅するくらいのものであれば、いや、そこまでいかなくても、人口の1−2割に死者が出るようなものであれば、たとえ今の
ワクチンのように安全性に問題があるものでも、奪い合いになると思う。この私も接種場に駆けつけると思う。
 しかし、今のコロナはそれほどのものではないだろう。
 (不謹慎と思われる方もいるかもしれない。しかし、このワクチン。無料ではない。ワクチン実費を払う様に、となったら、今、打たれている方は打つだろうか)
 
 とにかく、このデータも貴重なものと思う。
 このデータはアメリカの6月の頃。
 1月からうち、
ワクチンの効果か、アメリカでも感染者がグッと減り、社会に明るさが見えてきた時期のもの。
 
グラフ1. このデータは、アメリカで陽性者の数がかなり収まっていた頃のもの。
6月の時点では、ワクチンの効果か、すごく落ちついていた。
 
 グラフ2.   このあと、ワクチン接種は進んだが、陽性者の数も大きく増えたのである。

 それで、
ワクチンの有効性はこのデータからは示されていると思うが、それでいてこのようなものか、というのが私の感想。
 とにかく今は治験期間。

 いろいろなデータを積み上げている時期であると私は考えている。 
 だから自分でも整理してストックしたいと考えている。
 

デルタ流行下、ワクチン完了者の感染・入院・死亡率は?/CDC

提供元:ケアネット

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 https://www.carenet.com/news/general/carenet/52897?utm_source=m15&utm_medium=email&utm_campaign=2021090501

米国・カリフォルニア州における新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)感染者についての分析で、ワクチン未接種者はワクチン接種完了者と比較して感染率が4.9倍高く、入院率は29.2倍高かった。同地域ではデルタ株への感染が広がり、感染者の約9割と最も優勢となっていた。米国疾病予防管理センター(CDC)のMorbidity and Mortality Weekly Report(MMWR)8月24日号での報告。

 本解析では、ワクチン接種完了者を2回投与のワクチン(Pfizer-BioNTech社、Moderna社)の場合2回目投与後14日以上、1回投与のワクチン(Janssen社)の場合初回投与後14日以上経過した人と定義。ワクチン接種未完了者は2回投与のワクチンで初回投与後14日以上経過あるいは2回目投与後14日未満、1回投与のワクチンで初回投与後14日未満の人と定義された。

 COVID-19に関連する入院は、SARS-CoV-2感染が確認された日から14日以内に発生した入院と定義。COVID-19に関連する死亡は、SARS-CoV-2感染が確認された日から60日以内に発生する死亡、またはCOVID-19が死亡原因として報告されている死亡と定義された。

 主な結果は以下の通り。

・2021年5月1日から7月25日までの間の、16歳以上の住民における4万3,127件のSARS-CoV-2感染者のうち、1万895人(25.3%)がワクチン接種完了者、1,431人(3.3%)がワクチン接種未完了者、3万801人(71.4%)はワクチン未接種者だった。
・7月25日時点でのワクチン接種完了者のうち、55.2%がPfizer-BioNTech社、28.0%がModerna社、16.8%がJanssen社のワクチンを接種していた。
・入院、ICU入室、人工呼吸器を使用した患者の割合は、未接種者(7.6%、1.5%、0.5%)および未完了者(6.2%、1.0%、0.3%)と比較して完了者(3.2%、0.5%、0.2%)で低かった(p<0.001)。
・入院およびICU入室患者における年齢中央値は、未接種者(49歳[35.0~62.0]、56歳[41.0~66.0])と比較して、未完了者(59歳[46.0~72.0]、65歳[57.0~80.0])および完了者(64歳[53.0~76.0]、64歳[54.0~76.0])で高かった(p<0.001)。
・死亡率は、未接種者(0.6%、176人)および未完了者(0.5%、7人)と比較して、完了者(0.2%、24人)で低かった(p<0.001)
・死亡例について、完了者24人のうち6人が、HIV感染、がん、肝移植などの免疫不全状態にあった。死亡例の年齢中央値は未接種者(63歳[51.5~79.5])と比較して、未完了者(74歳[58.0~80.0])および完了者(78歳[63.5~87.5])で高かった(p=0.01)。
・本解析では、期間中7日ごとに年齢調整感染率と入院率を算出した。5月1日時点で、ワクチン未接種者の年齢調整感染率(人口10万人当たり35.2)は完了者(4.2)の8.4倍、年齢調整入院率(4.6)は完了者(0.46)の10.0倍であった。
・7月25日時点で、ワクチン未接種者の年齢調整感染率(315.1)は完了者(63.8)の4.9倍、年齢調整入院率(29.4)は完了者(1.0)の29.2倍であった。
・5月1日から7月25日までの間のデルタ株感染者の割合は、完了者で8.6%から91.2%へ、未完了者で0%から88.1%へ、未接種者では8.2%から87.1%へ増加した。
・5月時点では、完了者と未完了者と比較して未接種者でCt値中央値が低い傾向がみられた。しかし7月には、ワクチン接種状況による差異は認められなかった。

(ケアネット 遊佐 なつみ)

 

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